目次
当恋愛依存診断に関して
恋愛依存診断
恋愛依存とは
恋愛依存の原因
恋愛依存克服のために
当恋愛依存診断に関して
依存には種類があり、
○物質依存
○行為依存
○人依存
に分けられます。
恋愛依存は人に対しての依存と行為に対する依存に含まれます。
恋愛依存という診断名は存在せず、クリニックでは他の精神疾患名での診断となるでしょう。
恋愛依存は、身近な依存症で男女問わず存在しています。
また、男女で依存タイプの傾向に差があります。
社会的な立場の違い、性格的な違い、生物学的な違いが依存タイプに影響するからです。
尚、恋愛に夢中になること自体が悪いわけでなく、恋愛に相対する時に自分が傷ついたり、相手を傷つけたりして生活にマイナスに働いてしまっている場合は恋愛依存といえるでしょう。
恋愛依存は本人が気が付きにくく、本当に苦しい精神状態になって気が付くことが多くメンタルヘルスに悪影響が出ます。
できるだけ早く自分の恋愛依存度や傾向を知って、苦しい状況になる前に対処したいものです。
この恋愛依存診断は、恋愛依存度だけでなくタイプ別に解説をしています。
恋愛につらさを感じたら一度診断を実施して、自分と向き合うきっかけにしていただけると幸いです。
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恋愛依存とは
恋愛依存とは、恋人に依存する、又は恋愛している状況に依存することです。
例えば、
「この人なしでは生きる気力も湧かない」
「常に一緒にいたい。一緒にいない時間がつらい」
「一緒にいるために相手をコントロールしようとする」
「同時に複数の人と付き合う」
などの感情や行為が、恋愛においてある場合は恋愛依存と言えます。
尚、恋愛自体が感情のコントロールや行動のコントロールが難しい状況になりやすく、それらが過度になった場合は恋愛依存に発展します。
また、環境自体が依存に発展しやすい時や、元々感情の起伏が激しい人は、恋愛依存になりやすいところがあります。
これらはメンタル的に悪影響となる場合があり、注意が必要です。
尚、恋愛依存は正式な病名ではありません。
病院などでは、恋愛依存という診断にはならず、他の精神疾患などの診断になります。
恋愛依存の問題は、その人や相手が恋愛でどの程度つらい思いをしているかが焦点になります。
恋愛依存の原因
恋愛依存の原因としては、幼少期の成長環境が大きく影響しています。
愛情の注がれ方、対人関係の形成方法の習得、自尊心の成長などがバランスよく行われていないと、恋愛依存になりやすくなります。
友人関係や学校での環境や人間関係も影響しますが、特に家庭環境は大きく影響します。
片親、一人っ子、両親の不在などがある家庭だと、愛情に対して偏った考え方になることが多く、心の隙間を埋めようと何かに依存する傾向が強くなります。
また、その時の状況が恋愛依存になりやすくさせている事もあります。
「目標も無く生活をしている」、「人間関係を上手く形成できずに恋人だけに意識が集中する」、「結婚にあせりを感じている」、などの状況は恋愛依存に発展する可能性を大いに含んでいます。
そして、恋愛依存の一番の原因は、自尊心の無さから来る不安が上げられます。
自尊心とは自分を大切に尊重するという心です。
自分を大切にできていないと、将来や他者評価に対して不安が強くなります。
そのためその不安を打ち消すために、何らかの依存に走るという傾向が多く見られます。
これは恋愛依存も当てはまるものです。
恋愛依存克服のために
自分を大切にできなかったり、自分を信じることができないと対人依存になって行きます。
これは人と関わる事で、自分の存在を確認しようとするためです。
言い換えれば、人が自分の「物差し」になっている状況です。
恋愛依存を克服するためには、自尊心を育てて自分に自信を持てるようにしなければなりません。
そのためには、他人の考えを盲信するのではなく、他者批判をするのでもなく、自分と他者の考えや感情をバランスよく理解する必要があります。
人は様々なことを見たり聞いたり触ったりして情報を得ていきます。その情報がその人の考えや判断基準になります。
その厚みが増していけば自尊心が成長し、自分に自信を持てるようになります。
まずは、色々なことを行い、色々なものを吸収することが大切です。
また、相手のことを大切にするという事も大事です。
大切にするというのは、親切にすることや相手を変えてあげたいと思うことではありません。
「相手の気持ちを理解し、相手の判断を大切にする」ということです。
恋愛に限ったことではありませんが、恋愛依存に発展する時は相手の気持ちより自分の気持ちを優先している事がほとんどです。
相手のためと思っていても押し付けになっていることが多くあります。
恋愛においても相手を一人の人として尊重する事は、健康的な恋愛をする為には必須です。